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秘本三国志〈上〉
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 364694 位
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吉川英治は「教科書」、柴田錬三郎は「講談本」、そして、陳 舜臣のそれは「史書」
大昔、三国志にハマッテ、吉川英治、柴田錬三郎、陳 舜臣が書いた三種類の三国志を読みました。
一つの物語をこれほどに読んだのは、後にも先にもこれだけでしたが、そのとき感じたことを率直に言うならば、吉川英治の三国志は「教科書」、柴田 錬三郎の三国志は「講談本」、そして、陳 舜臣の三国志は「史書」でした。
改めて言うまでもなく、一般に知られている三国志というものは、「三国志演義」というものがベースになっているようですが、これは、日本で言うところの、ちょうど、「忠臣蔵」のようなもので、演劇の題材として取り上げられたことで、広く人々に親しまれるようになった反面、かなり、歪曲化され、物語化されたものでもあります。
その意味では、この陳 舜臣氏のそれは「秘本」と名付けられながらも、極めて、史実に忠実に描き出しており、その分、血湧き肉躍るような躍動感は無いが、実際の姿を知るという点では一読の価値があるように思った作品でした。
毎日新聞社
秘本三国志〈下〉
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